プーケットの昼

プーケットは今回で5回目の訪問になった。
前回はまだ津波前だったのでパトンビーチがどんな風になっているのか、ネットやニュース等では情報はあるものの、自分の目で確認出来てウレシかったです。また、今回(2006年ゴールデンウィーク)は雨にたたられました。毎日のように昼間に2時間程スコールとまではいかないものの、強い雨が降りました。でも、以外に楽しめるもんなのね、ってのも新発見です。

プーケットと言えばパトンビーチ

もちろん、人の好みは様々なので、決めつけるのは良くないでしょう。でも、プーケットのビーチの中で一番賑わっていて、猥雑感があるのはパトンビーチです。

津波の被害から早1年以上が経ちました。バンコク銀行の寄付によりパラソルはド派手な紫一色に統一され、ジェットスキーやボート等も奇麗になりました。

津波警報機やら新しい建物も建っています。

雰囲気も変わったところもあるけど、変わらないものもある。ビーチボーイ達は以前と同じように命綱なしでパラセーリングの手助けをしてチップを稼いでいる。南国特有の美味しそうな果物売りに混じって、物売り達は「誰が何の目的でこんなものをわざわざビーチで買うんだ・・・」とツッコミを入れずにいられない木彫りの像の置物なんかを売る気なさそうに売ってる・・・。


オーストラリアの夫婦

一期一会

ビーチで隣り合わせになった、オーストラリアから来たというご夫婦。

ダンナさんの方と「アメリカ人はこんなビーチに来てまでアメフトでキャッチボールをするんだな。変なの!」とか「6月にソッカー(サッカー)のワールドカップで対戦するね〜」とか居酒屋のような話をした。ただ、イングリッシュ・フットボールにはあまり興味はなさそうだった。人口が2,000万くらいの規模で、 オージーフットボールにユニオン・ラグビー、リーグ・ラグビーとラグビー系のフットボールがすでにある上に、新興のアソシエーション・フットボール(サッカー)は入り込むのも大変だろうな〜。

あと、「日本ではサッカーも人気があるけど、野球も人気がある」と言うと「バイスボール(ベースボール)が人気スポーツだって!?」とちょっと驚いていた。


トゥクトゥク

プーケット島の交通機関の主役はなんといってもトゥクトゥクです。地元の人はソンテウという乗り合いバスやバイクタクシー、自分のバイクなど選択肢もあるでしょうけど、短期旅行で行っている場合融通の利きやすさや料金、移動距離など様々なことを考えるとこれに行き着くように思います。

ホテル(ダイヤモンドクリフリゾート)から午後6時頃、タウンに夕飯を食べに行こうとしましたが、ソンテウの乗り場に行くのに一度トゥクトゥクに乗って行って(しかもソンテウは時刻表が無いので何時来るかもわからんそうです)、タウンに着いてもトゥクトゥクなりバイクタクシーを使う事を考えると・・・。と思い山道を30分、トゥクトゥクに乗って行きました。

ダイハツの軽トラックの荷台を椅子に変えた赤いキュートなビークルは、アップダウンのある山道をほぼフルスロットルで走ります。もちろん、ミッションです。クルマの性能をフルに出し切る、という悦びがそこにはあります(^ ^)。

勘のいい人は、もうお分かりだと思いますが、僕も確認してみました。すべての計器は美しいまでに「0」のところで止まり、車がどんなに左右に振られようが動く事はありませんでした(^ ^;)


ビーチの犬通りの犬

ビーチの犬 も通りの犬も

プーケットではよく犬を見ます。
あまり犬の種類に詳しいわけではないのだけど、今風に言うとミックスドひらたく言えば”雑種”が殆どだと思う。

暑いこの島に生きる犬達はとてもダラダラしている。危機感を持つことも無くカメラを向けると寄ってくる。こんなに写真を撮るのに楽な犬達はいない。

第一、この犬達はペットなんだろうか?完全な野良犬ではないと思うけど、日本で言う「ペットを飼う」というのとは少し違うような気がする。なんというか、居候しているイヌ。という感じがして仕方が無い。


通り

ビーチから少し離れた通り

パトンビーチの北の端、ノボテルホテルの前の道をタウン目指して5〜6分も歩くと、随分と静かなエリアになります。欧米人向けのゲストハウスや地元の人たちが使うお店や食堂が増え、どことなくパクチーの香りがしてきそうです。

欧米人相手のゲストハウスが多いにも関わらず、英語が通じる率はグッと下がります。

何をする訳でもなく家の前でボーッとする人もビーチから離れるにしたがい増えてくる。ぼんやりと、とろとろとした時間。

南の方面に旅行に行くのは、こんな時間を手に入れるためだ。

ゼイタクするようになったもんだ(^ ^;)


準備中の食堂

調味料袋を作りながら

まだ夜のお客さんが来ない時間帯(15時くらいだったと思う)、屋台や食堂では持ち帰り用の調味料袋をせっせとつくる。

タイやマレーシアでは屋台や食堂がお惣菜屋さんも兼ねていることが多い。あまり台所が発達していないからだろう。

これは5cm×7cmくらいのビニール袋にナンプラー系のタレ(ドレッシング?)をひと匙分くらい入れ、空気も同時に入れながらパンパンに膨らませます。最後に輪ゴムで止めるのですが、これは普通にしてたらしっかり結ばれているんですが、引っ張るとポロッとはずれるようになっています。


昼のソイエリック

開店前のバー(ソイ・エリック)

プーケットのパトンビーチと言えば昼は勿論ビーチが主役ですけど、ソイ・バンラー(バンラー通り)沿いとそこに交差するソイ(路地)に乱立する屋台やバーがその主役になります。

でも、今はまだ夕方の4時。殆ど人もいません。この寂しげな路地が夜になると、こんな風に豹変します。